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盲導犬訓練士/盲導犬歩行指導員

盲導犬訓練士は、性格にいうと資格ではありません。

「盲導犬歩道指導員養成基準」という自主規制基準に基づいて、視覚障害者の歩行に関する技術や知識を学び、盲導犬にその技術を適応させる訓練を行うほか、盲導犬を供給する業務も行うことを仕事とする人をさします。

具体的な内容は、各協会において計画的に繁殖された盲導犬の誕生に立ち会うところからはじまります。

生後2ヶ月ほどで、パピーウォーカーと呼ばれる里親に預けられます。

ここで人との交流を通じて愛情にふれる喜びを知り、人間社会に適応するための基本的なしつけがなされます。

そして、1歳になって施設にもどり、盲導犬としての訓練が始まります。

その後、視覚障害者とのおよそ1ヶ月におよぶ共同訓練を行います。

次にその障害者が実際住んでいる生活圏での現地指導が行われ、障害者と一緒の生活が始まります。

この間、訓練士のフォローアップ訓練が定期的に行われ、およそ10歳までの8年間の現役生活を送ります。

これを終えると、退役犬ボランティアの家庭に送られ、余生を過ごすというのが盲導犬のあらましです。

このほかに盲導犬訓練士は協会の職員として、盲導犬の普及とともに、一般市民向けに盲導犬が受け入れられやすい環境づくりや啓発活動を行い、社会福祉の向上に貢献しています。
 盲導犬訓練士・盲導犬歩行指導員になるには
概要 盲導犬訓練士あるいは盲導犬歩行指導員になるには、国家公安委員会に認定を受けた盲導犬育成施設に所属する必要があります。
盲導犬の育成を行えるのは、国家公安委員会に指定された盲導犬育成施設のみなので、これらの施設に就職し、研修生として働きながら、知識や技術を習得していくことになります。
国家公安委員会に指定された盲導犬育成施設は全国に9団体あります。
研修生として就職すると、犬の訓練技術や犬に関する知識、視覚障害の歩行に関する知識や技術、視覚障害リハビリテーションに関する知識などを習得していくことになります。
約3年間の実務経験を経て、筆記試験に合格すると、「盲導犬訓練士」として認定されます。
盲導犬訓練士として、さらに経験を積み、合計5年以上の実務経験を経ると、視覚障害の方に盲導犬と一緒に歩く方法を指導することができる盲導犬歩行指導員の認定を受けることができます。
盲導犬に興味を持つ人が多く、各団体には採用についてたくさんの問い合わせが寄せられているようですが、限られた人数と限られた予算で活動しているため、定期採用も行われていません。
問い合わせが必要です。
なお、(財)日本盲導犬協会では、2004年4月から国内初の「盲導犬訓練士養成学校」を開校しました。
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