聴導犬とは聴覚障害者の耳代わりとなる犬のことです。
特定の犬種の必要はなく純血犬でも、雑種犬でもよいのです。
適性があれば約7ヶ月〜1年の訓練期間を経て、聴導犬としての役割を果たすことができるようになります。
適性とは、人間が大好きで、有効的なこと、喜びを持って仕事ができること、攻撃的でないこと、いろいろなものに興味を持っていることなどを基準に候補犬の選別をします。
聴導犬は、目覚まし時計の音や笛吹きやかんの沸騰音、ドアのノック・チャイム、電話・ファックスのベル、赤ちゃんの泣き声、火災報知機・非常ベルなどの異常音を聞き分け、障害者に知らせます。
また、道路上では、後ろからの自動車のクラクションや、自転車のベル、あるいは名前を呼ばれたときなどを聞き分け、吠えることなく知らせ、誘導します。
アメリカで1975年にヒアリングドッグとして生み出された補助犬で、現在アメリカには2千頭以上が活躍すると言われていますが、日本にはわずか数十頭に過ぎません。
およそ30万人いると言われる聴覚障害者のためにこれから聴導犬の育成と聴導犬を育てる訓練士の増加が望まれています。 |
|
聴導犬訓練士 |
概要 |
聴導犬訓練士になるには、特に視覚が必要なわけではありません。
下記のような団体や、犬の訓練所などで指導や講習を受け、それぞれの検定試験をクリアすれば訓練ができます。
ただし、訓練士として活躍する職場はまだ多くありません。 |
団体等 |
(市民団体)聴導犬育成の会 【〒】 248-0032 鎌倉市津519-1 【TEL】 0467-32-4042
社会福祉法人 日本聴導犬協会 【〒】 399-4301 長野県上伊那群宮田村3200 【TEL】 0265-85-4615 |
|
|