介護保険制度が発足して以来、「ケアマネージャー」という言葉がひんぱんに聞かれるようになってきました。
いろいろなホームヘルプサービスの中で、最も注目を浴びている仕事と言ってもいいでしょう。
ケアマネージャーとは別名、「介護支援専門員」とも呼ばれている国家資格です。
今まで、このような資格は存在していませんでした。
しかし、介護保険制度の発足に伴い、政府は新しい制度に適応できるスペシャリストとしてこのケアマネージャーという資格を作りました。
介護保険を受けるためには、要介護認定というものを得なければなりません。
この要介護認定を得られなければ、介護サービスを受けることができないのです。
ですから介護サービスを受けたいと願う高齢者や、その家族はこの要介護認定というものを政府に申請します。
申請を受けると、各市町村で実際にその人のところへ派遣する人間がケアマネージャーです。
ケアマネージャーは、該当する人と面談し、介護が本当に必要なのか、必要であるならばどの程度の介護が必要なのかをチェックします。
そして、その調査票と医師の意見書などをもとに、介護認定審査会で介護の必要度のランクを判定します。
認定された後、ケアマネージャーは認定された要介護度の支給限度内で、どのようなサービスを受けられるのか検討します。
そして、利用者とよく相談しながら、ケアプランを作成してゆくのです。
職場は、居住サービス事業所ゆ在宅介護支援センター、訪問看護ステーションなどの在宅介護のための機関や、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などの入所施設などです。 |
