ホームヘルパーは、家政婦とも看護婦とも異なる微妙な仕事です。
家政婦の場合、掃除・洗濯に代表されるようないわゆる「家事」だけをこなしていれば済みますが、ホームヘルパーの場合、対利用者へのヘルプ(サービス)という側面もあります。
よって、こちら側の意思と、利用者側の意思との融合をはかる必要があります。
場合によっては、ホームヘルパーの資格を得る際に学んだこと以上のことを要求されたりするケースもあります。
もちろん、極端なケースは問題外なのですが、時にはいったいどこまでヘルプ/サービスすればいいのか?という問いに突き当たるケースが多いようです。
これは非常に難しい問題です。
利用者のわがまま、一方的な要求として、何でもかんでも退けてしまって良いのか。
かといって、何でもかんでも応じてしまう対応は正しいことなのか。
あるいは、一度会社に戻り、上司に報告/相談したうえで対応した方がいいのか。
以上がホームヘルパーという仕事の持っている、「家政婦的側面」が抱える問題です。 |