ホームヘルパーの仕事につくのに必ずしも資格取得が義務づけられているわけではありません。
しかし、「資格を無理して取らなくてもいいなら、簡単な仕事だ」と思ってはいけません。
現場でホームヘルパーとして働いている人たちの実に93%がなんらかの資格を持っているのです。
ホームヘルパー養成研修修了者が96%、その内1級が27%、2級が40%、3級27%、介護福祉士21%、保育士7%、教員7%という調査結果も出ています。
正規職員(事務所や自治体などの職員として本採用されている人)は、6割近くがヘルパー1級、半分が介護福祉士の資格を持っています。
常勤ヘルパー(1日6時間以上、週5日以上働いている非正規の人)になると、ヘルパー1級がほぼ4割、2級が4割弱です。
パートヘルパーとなると少し資格がダウンし、ヘルパー2級は約半数で、3級が約3割です。
ヘルパーたちに身に付けたい知識や、技術、資格があるか否かの質問には、6割弱の人が「ある」と回答しています。
常勤・非常勤にかかわらず、2〜3割のヘルパーは介護福祉士資格の取得を希望しているのです。
やはり、資格のレベルが上がるにつれて、より安定した雇用を受けられ、待遇アップにもつながっていくのが現実のようです。 |