誰もが安心して質の高い在宅ケアサービスを受けられるようになるには、質を保証するシステムの確立が必要です。
資格はそのシステム構築の一環と考えられます。
実際、介護保険制度のもとでホームヘルパーの仕事をするつもりならば、ホームヘルパー養成研修の修了者であることが条件です。
それも、2級以上を取得していることが望ましいでしょう。
それほどホームヘルパーは、専門性を求められる責任が重い仕事なのです。
しかも介護保険の給付対象としてホームヘルプサービスを行おうとする事業者は、開業許可が必要になります。
それためにも、利用者へサービス内容のきめ細かな情報提供を行うことは責務となってきます。
そこで派遣されるホームヘルパーが、どんな資格を持っているか、または養成研修を受けているか否かの情報は、利用者側にとっても重要な判断基準になるはずです。
「ホームヘルパーとして十分な経験と教育を受けた」と本人がいくら言ったところで、実際に資格証明書を提示できる・できないの違いは、利用者への安心感、信頼感という意味で大きく違ってくるはずです。 |